golivewire

montage / monologue

Live Wire/Highvoltage Cafe Owner's blog

2019年07月

30 7月

K-POPでもブラックマネージメント告発の動き

本の芸能界が吉本騒動で揺れているように、韓国の芸能界でも所属事務所のブラックな対応で解散に追い込まれたK-POPグループメンバーが、会社告発の動きにでている。

問題となっているのは、AKBメンバーも含む日韓混合グループIZ*ONEのマネージメントを引き受けた、PLEDISという中堅事務所。

PLEDISでは、過去に第一次K-POPブーム時代に活躍したガールズグループAfterschoolや、日本でも人気のボーイズグループSeventeenやNU'estが所属。そこに日韓を股にかけて活躍する大型案件IZ*ONEを受け入れることになり、事務所機能が麻痺。デビュー二年目のPRISTINという若手有望ガールズグループは、年間新人賞受賞の有望グループであったにもかかわらず、その余波を食って新曲発売やプロモーション活動が停止。デビュー二年で活動停止→解散の憂き目を見た


そのメンバーの一人であったカイラ・マーシーが、新規にyou-tubeにチャンネルを開設して、”Pristinに起きたことを話す”と予告を出した。

もそもPristinの所属事務所PLEDIS社長ハン・ソンスは、主催のM-netとズブズブの関係で、前述の『Produce101』シリーズの運営にもプロデューサーとして関与。

第一シーズンの勝利者グループI.O.Iには自社所属メンバー二名が選抜。第二シーズンには廃業寸前だった男子グループNU’estメンバーを送り込んで、人気グループとして再生するなど、『Produce101』シリーズ成功の恩恵を大いに受けている。

M-netはケーブル局ながら、サムスン創始者の出資を受けた製糖会社〜大ヒット商品だしの素『ダシダ』の販売〜シネコン経営などを経て、現在は大手エンターテイメント系コングロマリットにのし上がったCJグループの一翼を担っており、資金・影響力ともに非常に強力な新興メディア会社。

一方、そのIZ*ONEを産んだ、新人グループ選抜リアリティ番組『Produce101』最新シーズンでは、チーム選抜の最終結果の投票不正疑惑が浮上。

先シーズン、すなわちIZ*ONEを選抜した投票でも、同様の票操作疑惑が向けられている。


秋元康とAKBを引っ張り込んだ日韓混成グループIZ*ONE結成も、そうした資本をバックとした出来レースだったとの噂も出ている。


いやはや。吉本もびっくりのブラック感満載。

相当、きな臭いねえ。

カイラのyou-tube告発が潰されなきゃ良いが。


23 7月

安倍/吉本シンドロームーー目が泳ぐ幻想のプチファシスト達


ラック企業もセクハラもパワハラも毒親もDVも、そして「私が森羅万象を統率している」とのたまう安倍某の占有政治も、問題の根っこは同じなんだろうなと思う。

「生殺与奪権を持つ側」は、支配下にある弱者とフレンドリーに関係性を維持している“つもり”で居る。 ルールを自分が決め、ジョークや脅し文句までのすべてに、自分の都合のいい受け取り方を強制しているから、ストレスは皆無。相手が自分の言葉に従うのが、常態だとおもっており、その前提において、自分はユーモアも解し、相手の人権にも配慮しているーー“つもり”。己がふるまいの怪物性にはまったく気がついていない。

それが今日の暴君だ。

力の不均衡は当然のことで、その前提において「お前を認めて“やっている”」のが寛容だと信じて止まない。当然対等な対話はできない。

「反論がないのは自分への友愛(忠誠)の現れ」と、勝手に解釈し、思考にも視野にもピンク色の靄がかかって、もはや客観的な情勢判断ができないほど自我が肥大してしまっているのだと思う。 それはすでに一種の関係妄想だ。ロジカルに自分のアンフェアさを測ることが出来ない。一対一の濃密な、恋愛関係にも似た共依存で、支配者/被支配者のロールに浸っているので、もはやフェアネスは成立のしようがないのだ。

びれを切らした被害者が一般社会に向けその癒着関係の異常を告発するに至って、ようやく増上慢の密室の扉が開く。“外の世界”では、当然支配者として居丈高に振る舞うことができなくなる。 会見などの場で、加害者側に一様にウロが来て見えるのは、芝居でもなんでもない。 相手が自分の支配下にないこと、取り結んでいたはずの「共存」が幻想でしかなかったことに、ガチでショックを受けているからだ。

ただ、唯一、安倍某のみは、その妄想関係を下支えする官僚とSNS、そして選挙民の忠誠で、共同幻想が維持され、疑似密室を構成しているので、未だフィクションの膜が彼を保護して、腫れ上がった自我の壁を突き崩すことが出来ていないのだが。

ーーあの目の焦点の定まらなさ、発言の右往左往は、未だに「わが世のお花畑妄想」に浸り、それを維持するためにはどんな嘘でもつける。いわゆる二重思考が脳を支配しているのだと思う。 万能感の幻想が崩れると、彼の最大のトラウマである、第一次内閣破綻時の敗北感が蘇るのだろう。常識的に言って、一人前のオトナがよくあれだけ破綻した嘘と中身のない恫喝を繰り返せるなと思うのだが、病的な詐術は概ね己の内面の脆さを自覚した者の最後の砦/防衛機構だ。妄想のガードレベルを高く強固にかためて「オレサマ幻想」を守らないと、切羽詰まった挫折感が襲いかかってくる。

あの鉄面皮は、恐怖に裏打ちされた心理的防衛ラインであり、多分、然るべき臨床医に見せれば、重篤な問題が浮上するほど、身心喪失状態にあると思われる。

ほど左様に、多分この国に蔓延しているプチ圧制者の多くは、ケツに火がついて崖っぷちの転落恐怖心理と闘っているサイコなのだと思う。個々にトラウマの対象は違うのだろうが、それぞれにマッチョイズムで己を鼓舞し、目の前の破綻や、不安に直面しないために「保守的で厚顔な振る舞い」を鎧のように被って、被支配者を踏み台にして生き残ろうとあがいているのだと思う。

かつて豊かだった時代の自信満々なフィクサーやボスたちのような、リーダーシップは彼らにはまったく無い。言葉やヴィジョンも場当たりで、常に腰が座らず、また配下の面倒見もよくない。 ただただ「オレが食わせてやっている」という虚妄にしがみついて、人をこき使い、収益を巻き上げるのに腐心するのは、己が実力でその地位についたという手応えがないからであろう。何らかのごまかしや詐術、真っ当な競争をするでパスしたという後ろめたさがあるのだと思う。 すでに名声の確立した組織の看板を、システム内の勝ち残りゲームをすり抜けただけの者ほど、そういう頼りなさ、腹の座らなさを感じさせる。

だからこそ彼らはフレンドリーな上司を演じ、配下との「家族的/部族的な結びつき」を強調する。 その姿は、安倍某が日本会議の主張に寄りかかり、お笑い芸人やミュージシャンなど“下々の良い子”との関わりを強調するのと同じ、“オモネリ基盤の良いパパごっこ”に興ずるのと似ている。

ーーその実、ポンポン痛い閣下の“ご家庭”に子供はいない。妻はメンヘラ家庭内野党、ジジババは美化された記憶の中にだけ存在する偶像。故人の父に至っては言及されない黒歴史である。 家長として、集団のトップとして君臨するには、内実がなく、また彼ら自身、自己懐疑が強すぎるのだ。

日本という国を支える個々のシステムが硬直化し、古び、内向きになってしまっている証拠かもしれない。冒険を恐れ、汲々と現状維持を臨み、前例のない物を縛って、若い芽を摘むことで、「半世紀も前に終わった夢をまだ見ようとしている」保身だけに励むプチ安倍が、この国に蔓延しているのだ。

が泳いだカルトの教祖みたいな連中が、己の脳内のお花畑を維持するための、配下の人間の生活を圧迫し、脅迫してその妄想体型に従わせる一億総カルト化状態に陥っているのに、なぜ革命が起きないのか。

それは、被害側も(支配/被支配を肯定する)同じ物語を共有してしまっているからだ。 己の日常から立ち上がった、健全な批評精神が育っていないから、先日の吉本芸人の会見のように、告発の場であってすら、悪夢の中をさまよっているような迷いを語り、己が告発しているはずの組織に対して「感謝しか無い」という矛盾した言葉が口をつくのだと思う。 自分の実力で地位を築いてきたのだという矜持もなく、ただ組織の看板に頼っていたという思いが、彼らを負け犬にしている。

何が敵で、何が問題なのか。自分たちの幼稚な反抗心や欲望で起きた騒動ではあるが、その背景には組織側の搾取があったのだという、問題の絞り込みもしないで、ただ「親分に冷たくされました」と告発しているだけ。 その負け犬根性が、あの場の湿った空気を醸し出していたのだと思う。カルトの洗脳が解けきっていない信者の寄る辺ない心理を、目つきの揺れに感じた。

労使共に病んでいる。
岸田秀的に言えば、「一億総幻想(発狂)状態」といってもいいのではないか。
8 7月

よしもと芸人「闇営業」摘発と「クール・ジャパン」利権



去年の夏、知り合いのよしもとのマネージャーが、内閣府出向になったと聞いて、なんじゃそりゃあと思っていた。傾いた会社を立て直すための出稼ぎですわと笑っていたが、全く意味がわからない。

が、今になってようやくその酷い実態があきらかになってきた。

大阪城公園に「クール・ジャパンパーク」(https://cjpo.jp/)なるインバウンド狙い(という名目の箱モノ)をでっち上げ、国から銭を引っ張っていたのだった。

政府が2013年にクール・ジャパン戦略会議なるものをでっち上げて(https://www.j-cast.com/2013/02/27167164.html)金美齢や秋元康、KADOKAWAの社長などを取り込んではしゃいでいたのはご存知の通り。

既にマニラの48グループの劇場(https://news.infoseek.co.jp/article/dailynewsonline_1018387/)やAKB総選挙に税金が投入(https://biz-journal.jp/2017/09/post_20753.html)され、如何にザルな運営がなされているか/利権に食い込んだ連中の掴み金の宝庫になっているとの報道されているが、まだまだこんなものは序の口だ。

KADOKAWAは本社を所沢の辺地に移して「サクラタウン」なるアニメテーマパークを運営。よしもとは上記のクール・ジャパンパークとはまた別に、NTTと組んで、下記の教育事業をぶち上げた。継続事業で予算も更に大きい。

そりゃあ、コンプラ名目に不良芸人の闇営業を取り締まることになるだろう。多少人気のある芸人を切っても、政府関連予算からの実入りのほうが桁違いにでかく、遥かに旨味がでかいのだから。

こうして中身皆無のから騒ぎをでっち上げては、有力コンテンツ事業者に金を掴ませて、メディア支配を強化。「パンとサーカス」の愚民政策を展開するのが、安倍政権の実態というわけだ。

お財布を握る財務省ともズブズブの関係にあるから、10%消費税のゴリ押しにも逆らえない。如何にMMTが喧しく騒がれても、この秋の消費税増税が止められないのは、こういう持ち合い構造で、役人に手綱を握られているからだ。

消費税と言う名の年貢で市民生活を締め上げておいて、一方では国庫からは無駄金を垂れ流し。安倍政権シンパだけが、役所経由で公然の賄賂を受け取って肥え太る仕組みだ。役人が政策のお墨付きを貰って帳簿通りに金の仲介をする限り、汚職疑獄の指弾すら受けない。

亡国ここに至れり。
二度目のオリンピックと万博のお祭り騒ぎの中、この国はズブズブと沈没していくのだろう。

バカらしいにも程がある。

8 7月

リベラルの不寛容


「リベラルの不寛容」には非常に深く頷くものがある。

「知」とは元々分類し、整序する方法論なので、半端な知識人ほど、他者の「あるがまま」を受け入れる懐がない。

常に「ボクの解釈」の付箋をつけたがるし、一旦カテゴライズしたものは動かしたがらない。特に安易なレッテル貼りを許さない動的な多様性や、重層的なレイヤーを持った相手が苦手。

早い話がバッカスとエロティシズムには弱い。

「わからないもの」には極めて排他的になるので、異性とパーティピーポー、そして実態経済には極めて点が辛くなるのだ。

潔癖といえば潔癖なのだが、単に朴念仁なだけでなく、心ひそかに己の裡なる欲望とカオスに恐怖感を抱いているため、他人の欲望を叩く事で、「ボクの中の幽霊」の不安を解消しようとするから、妙に攻撃的でもあり扱いづらい。

本来の知性とは、混沌と折り合いをつけるバランスを見つけ、より生きやすくする適合性の追求のはず。己とイデオロギーの異なる相手といかに共存するか、共栄のヴィジョンを提示できるかが、本来の「政治」ではないのかと思う。

「僕の持ったピースがハマらない世の中は、駄目なパズル」と駄々をこねてしまう「パズル上手」のお猿さんしか育ててこられなかった事が、我々の敗因なのかもしれないなと思う。

真の知性の持ち主は、サバイバル上手で博愛主義者であり、目先の功利や整序ではなく、70億の共栄を本気で追求する「非例外主義」者だと思う。

その意味では、安倍やネトウヨすらも、「我らが友なる敵」と捉えねばならないし、もちろん頭の固いリベ潔癖症くんも排外対象にしてはならない。



プロフィール

Live Wire

メッセージ

名前
メール
本文
記事検索
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ